こどもプログラミング教室・オンライン講座/プログラミングアカデミー

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橿原市 Scratchプログラミングでゲームを作ろう

どんなゲームを作るか

ゲームを作るためにはまずどのような内容なのかを決めましょう。例えばアクションゲームやシューティングゲームといったジャンルからそれが縦スクロールなのか横スクロールなのか等ある程度の仕様まで決めておきます。今回は例題を設定しています。同じゲームを作ってもいいですし、流れのみ参考にしていただいても大丈夫です。ゲームの内容は、横から的が飛んできて、それをクリックすることで撃ち落とす、というものです。この際画面はスクロールせず的のみが横から流れてくるようにします。今回はこのように簡単に作れるよう様々な要素を削ってありますが、もしチャレンジするとしたらクリックしたときに弾を発射し、それが当たると撃ち落とせるようにする、的を複数種類用意しそれぞれで速さや得点を変える等、アイデア次第ではより面白い要素を追加できると思います。自分で思いつかない場合でも他の人の作品を参考にしたり、公開した後にアドバイスを求めてみたりすることでより良い作品を目指していくことが出来ます。

目標に合わせてどのような動きが必要かを確かめる

次にScratchで実際にゲームを作っていくのですが、何が必要か、どのような動きがいいのかを自分の中でしっかりと明確にしましょう。紙やテキストデータなど、文章にしてみるとより分かりやすいかと思います。今回の場合、まず必要な物は的の見た目です。そして動きですが的が一つしか来なかったら面白くないので複数出てくるようにします。出現方法ですが右端から左端へ流れるようにしましょう。クリックされたら撃ち落とされるので消えるようにします。これが的の動きになります。次に点数の動きです。スタートしたら点数は初期化しなければなりません。そし的を一つ消すたびに点数を追加していく必要があります。点数の動きはこの二つのみです。以上2つがこのゲームの基本的な動きを構成しています。なのでまずはこれらを1つずつ実現させていきます。例えば点数の動きですが、まず最初に点数を管理するための変数を作成します。そしてゲームが始まるたびにその変数を初期化させます。ゲームの開始時なので旗が押された時ブロックを用意します。そして初期化するために点数を0にするブロックを下につなげます。この時点で旗を押すたびに点数が0になるはずです。確認のために点数を~にするブロックを使って任意の数字にし、旗を押してみましょう。0になれば完成です。このように他の動きもブロックで表現し、確認していきましょう。

作成した動きを組み合わせる

動きを1つずつ作成し終えたら次はそれらを組み合わせていきます。先ほどの点数を0にする動きを的のスプライトに書き込み、その下に続けて的の初期設定をしてあげるブロックを繋げていきます。先ほどまではおそらく別々のスクリプトになっていたはずですがこれらは1つにしても問題ないはずです。もちろん、きちんと動くかチェックを忘れないようにしましょう。初期設定が終わったら次は自身のクローンを作り続けるループに入るようにします。これも別のスクリプトだったものを合体させます。このようにして動きを組み合わせて1つの大きな動きにしていきます。この時、動きを処理させる順番も重要になってきます。ループの中に初期設定を入れてしまうと動きに不具合が出てしまうはずです。このミス自体はよく起きてしまうものです。それに対していかに素早く気づけるか、が大事になってきます。なので組み合わせていく際もチェックを欠かさず行っていき、不具合が出た場合はそれの解消を最優先にしていきましょう。

とても大事な最終チェック

上記の作業を何度もこなしていくと、最終的に自分で納得のできる作品が仕上がってきます。そこで完成だと公開するのは少し気が早いです。最後の詰めとして最終チェックをしていきましょう。具体的にどのようなさぎょうをするかというと、通しで作品をプレイしていきます。その際、1週ではなく何回もしましょう。ずっと同じ動作をしてもよいですが基本的には出来る事を全てチェックします。キーやクリックの連打、何もない場所のクリック等、様々なシーンを想定してチェックします。シンプルなゲームであれば予期せぬ不具合はほとんど発生しませんが、内容が濃くなればなるほど、予想外の不具合が発生してしまうものです。実際のゲーム製作でも作品を発売する前にチェック作業を何日もかけ、何人もの手で行っていくのです。この不具合を見つけ、取り除く作業のことをデバッグと呼びます。デバッグ専門の会社が存在するほどこの作業は重要です。自分たちでしっかりと不具合を見つけ、修正していきましょう。

ゲームが完成したら

ここまで様々な作業をこなし、大変な思いをしてやっとこさ完成させたゲームですが、自分一人だけで楽しむのはもったいない、と思いませんか。Scratchでは自分の作品を様々な人に公開することが出来ます。最初は誰にも見てもらえないかもしれません。しかし自分から積極的に他の人の作品を参考にし、その都度コメントを残していくことで交流が広がるはずです。頑張って作った作品にコメントが付くとそれはもう嬉しい思いになります。このゲームのこんなところが良かった、とかここの動きが素晴らしいので参考にさせてもらいます等のコメントが付けば、そのゲーム制作は大成功だったと言えるでしょう。しかし、そういったコメントではなく否定的な意見が付くこともあります。面白くない、どこどこの動きがおかしい、不具合がある等々、これらのようなコメントが付いたとしても不安にならないでください。逆に言えばその部分を直せば良い作品になるはずなのです。完成した後でもゲーム製作は続けられます。不具合を直し、おかしい動きを修正し、より面白くなるようなアイデアをひねり出してゲームのクォリティを上げていきましょう。

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