こどもプログラミング教室・オンライン講座/プログラミングアカデミー

こどもプログラミング教室・オンライン講座/プログラミングアカデミー

橿原市 プログラム、プログラミング言語の歴史について 前編

プログラムの歴史 1940年代

プログラムを活用したコンピューターは1930年代にイギリスの数学者「チャールズ・バベッジ」が最初に考案したとされています。彼が設計したコンピューターは解析機関と呼ばれています。これは記憶装置と演算装置から構成されています。プログラムを直接書き込む形ではなく、外部からパンチカードを読み込ませることでプログラムを制御する予定でした。50桁の数字を1000個格納でき、四則演算が可能です。更にそれぞれの比較や後付けで平方根の演算も可能となっていました。演算速度はおおよそ20桁同士の掛け算を3分以内に出来るだろうと言われています。この性能はムーアの法則と呼ばれるコンピューターの成長曲線を過去に向かって伸ばしてみると、その値よりもずっと高性能です。ただ、惜しむらくはこの解析機関、様々な要因が重なり、完成することが出来ませんでした。もし完成していたらコンピューターの世界はもっと違うものになっていたのかもしれません。

電子式コンピュータの登場

上記にて紹介した解析機関は機械式のコンピューターになります。機械的にスイッチを切り替えたりすることで演算を行っていました。しかし1940年代に入ると電子式のコンピューターが登場します。我々の知っているコンピューターの形にかなり近くなります。そして、そのコンピューターを制御するために誕生したのがプログラミングを行うための言語系統です。当時の電子式のコンピューターは0と1しか認識できないため、0と1の2進数で命令を記述します。この言語系統を機械語と呼びます。機械であるコンピューターが理解できる言語になります。しかしこの言語を人間が直接書くことはとても難しいです。そこで命令1つに対してニックネームのようなものを1つ設定し、人間に分かりやすくした言語が誕生しました。この言語のことをアセンブリ言語と呼びます。もちろんこの言語をそのままコンピューターに渡しても理解してくれません。アセンブリ言語を機械語に変換してからコンピューターに渡していました。

高水準言語の登場 数々のプログラミング言語の登場

1940年代までで機械語、アセンブリ言語と言った言語系統が生まれました。機械語は機械の動きをそのまま記述していますし、アセンブリ言語は機械語の命令1つ1つの記述を人間にわかる言葉に直したものです。これらは機械への命令をそのままの形で記述しているため、人間には少し分かりにくい言語になります。このような言語を低水準言語と呼びます。これに対してより人間に分かりやすく、記述しやすくした言語のことを高水準言語と呼びます。1950年に世界初の高水準言語であるFortranが誕生しました。また同時期にCobolやAlgol58も開発されています。CobolやFortranは現代でも使用されるシーンがあります。またAlgol58はこの後に生まれてくる数々のプログラミング言語に多大な影響を与えています。この時点でプログラミング言語の基礎は固まっていたと言っても過言ではありません。

C言語やオブジェクト指向型言語の誕生

1970年に入るとプログラミング言語の世界に一つの契機が訪れます。今でも多くの人が勉強し、現在のプログラミング界隈でも利用されることの多いC言語が計算機械学者「デニス・リッチー」を中心にして開発されます。このC言語の特徴は汎用性の高さにあります。それはコーディングやメンテナンス性によるシステムやアプリケーション開発等といった様々な分野に使える点に加え、対応している機器の多さにも言えます。パソコンはもちろんのこと、家電や自動車、果てはスパコンにまで、様々なハードウェアに対応できる、という点でも汎用性が高いです。また、同時期にはオブジェクト型言語の概念が誕生しました。それまでは手続き型と呼ばれる、上から順番に文章を読むようにしてソースを実行していく言語ばかりでしたが、このオブジェクト指向型言語はそれまでと違い、予め設計図のようなものを記述し、それに必要な要素を与えることで動きを組み立てていくように記述します。現代ではこのオブジェクト指向型言語が主流になっています。

進むプログラミング界隈

1980年代にはC言語を中心にプログラミング界隈は成長します。1983年にはC言語にオブジェクト指向の要素を組み込んだC++が開発されます。しかしこの時代はまだオブジェクト指向が認知されておらず、システム開発の中心はC言語が担っていました。オブジェクト指向が主流になるのはもう少しあとの話になります。また、C++が開発された時に同じくオブジェクト指向をメインに据えたObjective-Cが開発されます。こちらは後にSwiftが開発されるまでの間、iPhone等のMac製品の開発の主流を担っていました。更に1987年には、現在でもかなりの人気を誇るPerlが開発されました。こちらは開発効率の高さや対応言語の多さ、自由度の高さ、後付け機能の付けやすさ等々の理由から世界中で人気があります。また、それだけ人気があるので後付け機能も様々な人が開発されています。このように現在のプログラミング界隈に影響を及ぼすような言語が開発され始めました。

« 前のページに戻る

連絡窓口

プログラミングアカデミー;
〒634-0006 奈良県橿原市新賀町232
橋本第2ビル2階
TEL:0744-29-1043
E-mail: info@online.programming-academy.jp

公式チャンネル

ロボットの動画を上げています!!ぜひ見てね!!