こどもプログラミング教室・オンライン講座/プログラミングアカデミー

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かしはら市 PGA プログラミング教室 Scratchレッスンについて

初めての方にScratchを勧める理由・1

プログラミングを初めてする方や小学校低学年の方にはScratchをまずは受講するようおすすめしております。いきなりJavaScriptやHTML、C言語等を学ぼうとすると考え方の基礎や処理の仕方を覚える前にまず立ちはだかる壁としてコーディング作業があります。コーディングとはプログラムを実際に各言語のルールに合わせて記述することなのですが、ほとんどの言語が英語ベースです。英語が苦手な人はこの時点でかなり心が折れそうになるかと思います。さらに、学校で教えてもらえるような英単語ではなく専門的な単語が多くあります。さらに普段PCで使わないような記号等も列挙しており、見ただけでしり込みしてしまいがちです。考え方や処理の順番など、プログラミングの基礎がわかってくれば一気に理解度は進むのですがそれまでが非常に遠いです。そこで活用されるのがScratchになります。こちらはプログラミングの基礎を学ぶために開発されたものになります。

初めての方にScratchを勧める理由・2

では何故Scratchがプログラミングの基礎を学ぶのに最適なのでしょうか。それは、Scratchにはコーティング、つまり文字を書く必要が無いからです。各種命令を実行するためのブロックを処理する順番に並べていくだけで簡単にプログラミングを行うことが来ます。さらに日本語にもしっかりと対応しているため、目標の動きをしっかりと把握し、文章にすることが出来ればその日本語の通りにブロックを用意し、順番に並べることでプログラムがほぼ完成します。この目標の動きを把握し、文章化するという作業がプログラミングで最も重要な作業であると言っても過言ではありません。なのでScratchでのレッスンではこの作業をしっかりと意識してもらえる様務めております。お手本を見てそれを再現するのが基本的な流れですが、そのお手本はどのような動きをしているのかを意識してもらい、実行するためにそれまでに学んだものを駆使していく、という作業に慣れてもらえたらと思っております。

Scratchで教える事 座標について

Scratchをまず教えることは座標の概念です。平面上の位置を確定させるために必要な情報が数字2つであると説明します。ここで大事なのは座標そのものではなく、あるものを確定させるために必要な情報が何なのかを意識s手貰うことです。プログラムでは様々な情報をもとに動きを決めます。最終的にさせたい動きに必要なものは何なのかをしっかりと意識してもらうために、まず位置を決める座標について解説しています。そのあとは座標の数字の変え方やコスチュームの変更のさせ方を指導し、スプライトを好きな位置に表示させられるようになってもらいます。位置を好きに変えられる、どのように変化させれば良いかを把握できるようになってもらうことで他の情報を触る際にも活かしていけるようになります。また、座標の考え方は実際にプログラミングをしていく上で頻出するのでここで慣れておいてほしいという思いもあります。

Scratchで教える事 メッセージについて

メッセージとは、Scratch上での各スプライト間での情報のやり取りになります。Scratchを知らない人にはちんぷんかんぷんだと思うので簡単に説明しますと、登場人物Aが何かをしたときに登場人物Bが何かをする、という命令を作りたい場合、Aが行動したあとに合図を出します。この合図がメッセージと呼ばれるものです。この合図は登場人物全員が同時に聴きます。Bも勿論その合図を聞きます。なのでBには合図を聞いたときに行動する、と命令しておきます。これで予定通りの動きになります。このメッセージはプログラミングにおいてすごく重要で、ある事象と別の事象を関連付けて考え、全体を通して命令を繋げていくやり方の練習になります。実現したい動きが1つで完結している場合は必要ありませんが、複数の要素が関係してくる場合も多々あります。その際にこのメッセージを使った処理を思い出していただけたらスムーズに記述できるかと思います。

Scratchレッスンの目標

Scratchを使ったレッスンの最終目標ですが、それはプログラミング的思考の習得です。目的に合わせて必要な命令や情報をそろえ、それらを適切な順番で処理出来る様に組み合わせていく流れを習得してもらうことがScratchレッスンの目標になります。必要な情報が何なのかを得る訓練が座標の流れになりますし、それらを適切に処理していく際に手段の一つとして使えるものがメッセージになります。その他にも多数の命令ブロックや条件ブロックをレッスンしていきますがそれらはすべて手段の一つです。最終的には自分で取捨選択し、最適な順番で処理するようになってもらえたらと思います。プログラミング的思考をマスターできたな、と感じた生徒様には引き続きより本格的なScratchでのゲーム製作に挑戦してもらったり、各種プログラミング言語の習得に進んでもらったりしています。逆に習得が不十分だなと感じた生徒様には足りない部分を復習として再度レッスンを受けなおしていただく場合もあります。

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